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【伝統の継承と新たな挑戦が紡ぐ、ウイスキーの物語】
ベンチャーウイスキーは、日本で唯一のウイスキー専業メーカーとして2004年に創業しました。その歴史は、代表者・肥土伊知郎氏の父が経営していた造り酒屋から受け継いだ400樽のウイスキー原酒の救済から始まります。「廃棄は業界の損失だ」という想いから生まれた同社は、2007年に秩父に念願の蒸溜所を設立し、秩父の水と気候の寒暖差という恵まれた環境を活かしたウイスキー造りを追求してきました。創業当初は無名の銘柄でしたが、地道な努力により、口コミでファンを広げていきました。ウイスキーの熟成期間を乗り切るための樽買取制度の導入や、地元秩父産の大麦や素材へのこだわりなど、常に革新的な取り組みを続けています。
【ワインとウイスキーの幸福な出会い】
「イチローズモルト ワインウッドリザーブ」は、ウイスキーとワインという異なる二つの酒文化の融合から生まれた逸品です。今は亡き羽生蒸溜所のモルトをキーモルトに、数種類のモルトを絶妙にヴァッティングし、勝沼のワイナリーで使用されていた国産の赤ワイン樽(フレンチオーク製)で後熟させました。マスカットベリーAとメルローという2種類のワインを熟成していた樽を使用することで、モルト100%のウイスキーの華やかさと豊潤さに、フレンチオーク樽による個性が加わり、フルーティーなトップノート、ビターチョコレート、オレンジピールなどの複雑な味わいを実現しています。柑橘系の爽やかな味わいと程よいタンニン感で始まり、チョコレートのような滑らかな甘みが残る、複雑で長い余韻が特徴的な一本です。
【自然の恵みを尊ぶ、こだわりの製法】
イチローズモルトの製造は、ハンドクラフト(手づくり)の精神を貫いています。小さなミル、マッシュタン、ミズナラ製の発酵槽、スコットランド・フォーサイス社製のポットスチルを使用し、秩父の風土が生み出す独特の個性を追求しています。「ワインウッドリザーブ」は、熟成樽を入れ替えるというひと手間により、通常の熟成とは異なる複雑さを実現。ウイスキー本来の味わいを大切にするため、冷却濾過や人工的な着色は一切行っていません。そのため一般品に比べて沈殿物や濁りが出やすくなっていますが、これこそが本物のウイスキーの証です。秩父の環境で熟成を重ねた様々なモルト原酒のブレンドと、赤ワイン熟成樽での後熟という工程は、それぞれの原酒の個性を尊重しながらも、新たな調和を生み出す挑戦的な試みです。こうした手間を惜しまない製法によって、ワインとウイスキーの魅力を併せ持つ、唯一無二の味わいが生まれています。
タイプ
ピュアモルト
生産者
ベンチャーウイスキー 秩父蒸留所
生産地
日本
原材料
モルト
樽の種類
フレンチオーク(赤ワイン樽)
度数
46度
容量
700ml