栽培について
自家農園と契約栽培農家は、除草剤を使わずに減農薬で葡萄を栽培、ワインの醸造で搾り粕などを有機肥料として再利用している。年間降水量1315ml、日照時間1924時間。除草剤を撒かず、減農薬栽培で育てている自社畑は全て、大阪府が認定する「エコ農産物圃園」に指定されている。
畑について
契約栽培農家20軒、契約畑3haは100年の歴史を誇る。自社畑は年々増えており、現在3ha。宅地が多い為、葡萄畑は傾斜の急な山肌にある。剪定した枝をシュレッダーで粉砕、畑に撒き肥料にすると同時に雑草を生えにくくするなど、平成14年より自社全農園の低農薬有機草生栽培にも取り組んでいる。地域存続の意思が強く、今も栽培放棄地の買い上げ・借り上げを行うと同時に、業務店や酒販店・消費者への貸し出しも行っている。
醸造について
当初はワイン醸造についての知識がなく、日本酒づくりの技術を応用して葡萄を搾り、ワインを造っていたと伝え聞く。セラーは、文化財にも指定されており、樽貯蔵のみならず、棚には、一升瓶がおよそ一万本。タンクの中で熟成させるより、瓶の中で熟成させる方がワインにダメージを与えない、という独自の考えに基づく。