最高ランクの畑「キンタ・デ・サン・ルイース」
キンタ・デ・サン・ルイースはコプケのワインが誕生する畑であり、最も品質の良いブドウを産出するとされるシマ・コルゴの中でも、ピニョン近隣のサブリジョン、ハイ・コルゴに位置しています。ポートの畑は風向きや土壌、標高など様々な点から評価された総合点でAからFランクまで存在しますが、Aランクの畑が多く存在するのが「キンタ・デ・サン・ルイース」です。総面積は125ヘクタールで、畑には数多くの古木があり、一本一本丹念に手入れされています。地理的にも多くの利点がありますが、渓谷の急な斜面は川面70メートルから尾根までの600メートルに至り、広範囲にブドウを植樹することができます。テロワールの多様性はとてつもなく、ここがコプケワインの揺りかごであり、引き継ぐべき遺産そのものなのです。
サステーナブルなワイン生産者のお手本
コプケの最大の挑戦は畑に持続的な農法を反映させることです。地域の環境を保全するために除草剤の使用を減らし、生物多様性を向上することに努めています。自社畑のブドウ樹の間には多くの土着の植物が植わっていますが、この自然の芝生は水不足を回避すると同時に、虫の住処を造ることで土地の多様性を高めています。これらの動植物が長く生きられるように、畑は徹底的に観察、管理されています。
1本1本手作業で刻印された貴重なボトル
コプケのポートワインシリーズのボトルに書かれている文字は、なんと1本1本手作業で刻印されています。ここにも歴史あるポートワインハウスのこだわりが反映されています。