高橋酒造のこだわり、そのひとつ。いい米。「ずっと米を、作ってきた。ずっと米で、造ってきた。」
「原料より、いい酒はできない」どんなに人が手をかけたところで、原料である米が良質のものでなければ美味しい本格米焼酎はできません。粒の形状、デンプン量、発酵しやすさ、その年々によって変わる米の出来具合を見極めながら丁寧に選定していきます。使用するのは主に、人吉・球磨をはじめ九州の米。独自の安全性検査をクリアした米だけが、本格米焼酎に生まれ変わるのです。
高橋酒造のこだわり、その二つ。いい水。「どんなに 腕のいい杜氏も、水だけはつくれない。」
「本格米焼酎の味わいは水にかかっている」水は内容量の約7~8割を占めることもあって、味わいに大きく影響を与えます。高橋酒造では人吉の山々が長い年月をかけてつくりあげた地下水をくみ上げ、濁りや雑菌が含まれていないかを毎日きめ細やかにチェック。その清冽な地下水を洗米、仕込み、ブレンドに至る全ての工程で使用しています。
高橋酒造のこだわり、その三つ。いい人。「焼酎造りで、人ができることはほんのひとにぎり。」
「もろみと語る」もろみが発する声、表面に現れる気泡の様子、タンクを叩いた時の音。職人たちは、それらもろみが語るすべてを読み解き、仕込みにかける時間やかき混ぜるタイミングを導き出していきます。明治33年創業という長い歴史の中で脈々と受け継がれてきた職人の知恵と情熱。これなしに高橋酒造の本格米焼酎は語れません。