シャブリ全体の1/4という最大生産量を誇りながら品質的にもトップ生産者と目されるラ・シャブリジェンヌ。1923年設立の生産者協同組合で、現在の組合員は約320名。「ミネラル感とテロワールの表現を大切にする」事をポリシーとしており、環境、ブドウ樹、人に優しい栽培をするためリュット・レゾネを実践。生産者協同組合だからこそ出来る畑からの徹底的な管理によって生み出され、「世界最高の生産者協同組合」とも呼ばれるその高品質なワインは、非常にピュアで果実味に溢れるスタイルです。
ブドウ栽培は、全組合員がシャブリジェンヌ社の定める方針に沿って行うよう厳格な指導がなされ、リュット・レゾネの原則に従ったブドウ栽培をしています。土壌やブドウの樹の質を大切にし、細やかな手入れを怠らないこと・・・。環境、ブドウ樹、そして人に優しいブドウ栽培を心がけています。収穫日はブドウの成分分析と試食によって区画毎に決められています。
組合員は、空気式圧搾機を一軒に一台、もしくは数軒で一台所有。収穫後できるだけ早く圧搾をし、マスト(ブドウ果汁)の状態でワイナリーに運びます。そうすることで、ブドウ果実のまま移動させることによる品質の劣化が無いようにしています。
シャブリジェンヌ社では、得られたブドウ果汁から、シャブリ地区の土壌が持つポテンシャル、シャブリ地区のテロワールを最大限に引き出すことを重要視しています。樽熟成に関しては、樽の風味をつけることが目的ではなく、あくまでもそれぞれのテロワールをより表現する為のものであると考えている為、注意深く行われます。
シャブリジェンヌ社は大変大きな醸造設備を有しています。2000ヴィンテージからは新しくできた醸造所でワイン醸造が行われました。これにより、アッサンブラージュのレベルを高めること、銘柄別で1ヴィンテージ分全ての量を一度にボトリングすること、必要な期間を熟成させること、などが実現し、最大の生産量を誇りながらも、高品質であることを実現可能にしています。
シャブリの土壌の特徴
←シャブリジェンヌの醸造設備の一部
■シャブリ好きの英国でトップシェアを誇るシャブリジェンヌ社
輸出市場でダントツの1位(2位である日本の約4倍!)というシャブリ好きの英国で、約25%というトップシェアを誇っています。
■有名レストランからも支持されるシャブリジェンヌ社のワイン
高品質、リーズナブルな価格、安定した供給量と三拍子揃ったシャブリジェンヌ社のワインは、ピエール・ガニェールやランブロワジー、ピックなど数々の有名レストランからも支持されています。
■Les meilleurs vins de France 2011
シャブリで最も重要な生産者とも言え、フランス国内においてもトップクラスの生産者協同組合であり、マーケティング戦略、醸造技術のレベルが非常に高いことでも有名です。
■LES GRAND GUIDE DES VINS DE FRANCE 2011
シャブリ地区において、全生産量の1/4を占めるほどの協同組合。ラインナップも非常に多く、すべてのアイテムにおいて、品質と価格のバランスがとれています。