「どうすればよい酒ができるのか」という醸造技術は、明治時代までにほぼ確立されています。八海山は、「よい酒をつくるためには、その確立された工程を丁寧に踏まえてつくりあげることしかない」と考えています。
また、希少な高級酒・低品質な安酒どちらかだけをつくっていては日本酒が滅びてしまうのではないかという危惧もあります。そうならないよう、普段のお酒の品質を少しでも高め、日本酒のスタンダードを高めていかなければならないと考えています。すべての普通酒を吟醸づくりにする、すべての吟醸酒は大吟醸の品質を目指す、それが八海山の志です。
普通酒でありながら原料米を60%まで精米し、低温発酵でゆっくりと丁寧に造っています。
冷でよし・燗でよしの、八海山を代表するお酒。ほのかな麹の香りも楽しみの一つ。
一面の雪に覆われた凍てつく冬の吟醸酒。そのはりつめた空気そのままのような凛としたお酒。
何ともいえない静けさとおだやかさ。米の旨みとまろやかな喉ごしをお楽しみください。