一滴一滴に心を込めて
酒造りには、豊かな自然環境をはじめ、美しい水、空気、そして人の技術と精神が必要です。これは人間の心をつくることと同じであると私達は考えます。より美しい酒を造ろうとすれば、より美しい心をつくらねばなりません。八鹿の酒の一滴一滴には、そんな心がこもり、豊かに静かに芳醇な味わいを醸し出します。
九重連山を源として湧き出る伏流水
創業は元治元年(げんじがんねん/1864年)、美しい九重連山を源として湧き出る伏流水、その豊かで清冽な水が流れ込む玖珠盆地で八鹿酒造は起った。当時の名は「舟来屋(ふなこや)」。九州で現存する最古の鏝絵(こてえ)が描かれた当時の仕込蔵が、今でもその歴史を物語っている。
本物だけを求める
常に本物だけを追い求める執念ひと筋。この地に魅せられた先達の志を源とし、酒造りの信念が時とともに熟成されます。酒造りに恵まれた環境を充分に生かせるのは人間の熟練された技です。仲摩鹿太郎に代表される歴代の杜氏達が研鑽を重ね、培った技術と執念は連綿と受け継がれ、本物と呼ばれる清酒八鹿は醸されるのです。